夏期・最新セミナー案内
2023年度 生活経営学部会 オンライン・夏期セミナーのご案内
生活経営学部会では、下記のとおり、夏期セミナーをオンラインにより開催いたします。是非、下記日程をご予定下さい。
多くの方のご参加をお待ちしております。
公開講演会テーマの趣旨
貧困に関する研究は、社会政策や社会福祉学を中心に経済学、社会学領域にもまたがりながら展開され、2015年には貧困研究会が日本学術会議から日本学術会議協力学術研究団体として指定されるなど、学会活動も盛んである。他方、生活経営学領域においては、生活者が家庭内外の資源をマネジメントする主体であるとして、不安定雇用や貧困、社会的孤立などを背景とした生活困難に対する支援について、2013年「生活経営学におけるケイパビリティ・アプローチ」、2014年「総合的な生活理解と生活支援」、2015年「生活経営学の理論と方法による生活支援現場への貢献」等と、毎年のセミナーでも議論を重ねてきた。しかし、領域を横断しての学術交流にはさらなる可能性があるのではないだろうか。とくに、貧困が世帯を単位として測定されることで見えにくい「隠れた貧困」に着目してみると、ジェンダーや家族構成による様々な「貧困」のあらわれ方の違いが浮かび上がろう。そこで本企画では、生活経営学と様々な領域で蓄積されてきた貧困研究の対話の機会とし、それらをつうじて生活経営学のアプローチについても検討してみたい。
基調講演は、長年貧困研究の第一線を牽引してきた岡部卓氏(明治大学)に、貧困や生活困窮者支援の系譜と、その中で生活というものがいかに捉えられてきたのかをお話いただく。シンポジウムでは、貧困とジェンダーをテーマに精力的に研究を積まれた丸山里美氏(京都大学)に、世帯単位での把握で見落とされやすい貧困についてご報告いただく。大竹美登利氏(東京学芸大学名誉教授)には、生活経営学の理論と実践をベースとし、生活者自立支援事業家計改善支援の相談現場からのお話をしていただく。ご報告と議論をもとに、貧困や生活困窮に関して生活経営学がなしうる今後の貢献を検討したい。
【テーマ】 |
『隠れた貧困』の諸相と生活経営学への期待 |
【主 催】 |
生活経営学部会 |
【日 時】 |
2023年8月24日(木) 9:30~17:00 |
【形 式】 |
オンラインセミナー(zoom) |
【開催校】 |
昭和女子大学 |
【参加申し込み方法】 |
8月20日 (日)17時締切 |
【スケジュール】 |
*当日のスケジュールは変わる可能性があります。 |
【参加費】 |
無料 |
【夏期セミナーに関する問い合わせ先】 |
夏期セミナー自由論題報告者の募集について
申込期限:2023年5月31日(水)
報告日時:2023年8月24日(木)9:40~11:10
報告時間:1件30分(報告20分、質疑10分)
申込先:生活経営学部会 企画担当 Email:seikei.summer.2023@gmail.com
A4サイズ紙に、(1)報告者名 (2)所属 (3)連絡先(住所・TEL・FAX・e-mail)(4) 題目(仮題でも可)(5)要旨(600字以内)を記載して、電子メールでお申し込みください。
応募者の中から常任委員会で採択を決め、後日連絡致します。
*応募資格:演者は会員とします。連名者については、非会員も可能です。その場合は、非会員1名につき3000円の登録料を徴収します。
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